株式会社 ジャッド Judd. Co., Ltd. note

#クールチョイス鹿児島2018

宅配ボックスをDIY!

 

<低炭素物流の普及促進>

みんなの幸せの為に、
再配達を減らし低炭素物流を推し進めよう!
仕事を終えて帰宅。業種の特性なのか、マイペースな性分が原因なのかは分からないが、動画制作を生業にしている僕の帰宅時間は至って遅い。帰宅時の楽しみは、よく冷えた炭酸水。寝起きにも欠かさず愛飲していることもあり、その減りは早い(他の家族が勝手に飲んでいることは見て見ぬフリをしている)。ケース買いで家に常備し、絶えず6本になるように冷蔵庫に補充する。うっかりストックを切らしてしまい、帰宅してからまたコンビニに買いに行くという現代の苦行を、今まで何度か味わった。あるはずのものがそこに無い。それだけで人間はあんなにも落ち込み、そしてうなだれてしまう生き物なのだ。
配達業者の方に二度手間を強いることになる再配達ともなると、その絶望は計り知れない。きっとトラックから家の前まで荷物を持って、笑顔でインターフォンを押してくれたに違いない。炭酸水のケースは、少なく見積もっても6kgはくだらない。炭酸水の自家消費がピークを迎える真夏ともなれば、2ケース(12kg)買いでも追いつかない。そんな荷物の配達先にいるはずの人がいない。もはや、配達業者の方にとっては苦行でさえも無い。その采配が他者に委ねられている時点で、この世の地獄とも言える。さらに絶望的なのは、僕が念入りに再配達の依頼をかけたところで、確実に受け取れる保証がないことだ。そう、いつどこで入るのか分からないのが、飲み会の誘いというものであるからだ(家族はアテにならない)。
3度目の再配達でようやく受け取った炭酸水のケースに少し付いていた桜島の灰を払いながら、僕はこう思った「誰かが自分の代わりに荷物を受け取ってくれればいいのに…。そうだ、僕の代わりに宅配ボックスがあればいいんじゃないか?」そう気づいた僕は、みんなの幸せのために立ち上がることにした。宅配ボックスを作ることにしたのである。

取 材/諏訪 太郎
協 力/中村 圭吾(sail)、松田 創意(Roam)


2018年10月4日 発行
発  行/ 鹿児島市 環境政策課
鹿児島市山下町11-1
TEL 099-216-1296

編  集/ 株式会社ジャッド
清水隆司、馬場拓見
デザイン/ 株式会社ジャッド
イラスト/ オカタオカ
運営協力/ 株式会社KCR

Photo by 南修一郎(p04-05)、奥敬志(p02-03、p08)、磯畑弘樹(p12-13)
協  力/ 鹿児島大学広報センター、本田 豊洋(鹿児島大学 法文学部 准教授)
*この冊子の取材に係る情報は2018年発行時点のものです。