株式会社 ジャッド Judd. Co., Ltd. note

#クールチョイス鹿児島2018

どうせ買うならエコカー!

エコカーって、なんだ?
エコカーとは「環境負荷が少ない自動車」一般のことで、日常的には、次世代自動車とほぼ同じ意味で用いられていると考えて差し支えないだろう。実際、減税・免税対象になっているのは次世代自動車の類である。ちなみに、日本で一番普及しているエコカーはハイブリッドカー。EVやPHV、水素自動車はさらに先進的な技術だ。

なんでエコカー?
なぜ、このような減税措置があるのかといえば、国がエコカーを普及させたいからだ。天然資源の枯渇や温室効果ガスによる温暖化、大気汚染は世界的に解決すべき課題で、「環境負荷が少ない自動車を開発する」というのが世界的な流れになっている。そのため、基準をクリアした車に対し減税することで、エコカー購入を促進しようというわけである。
これから普及していくであろうEVやPHVなどは、街中の充電インフラや車両価格、航続可能距離など、使いやすさの不安を感じる人もいるだろう。一方で、ユーザが増えなければ製品単価は下がらないし、インフラを増やそうというビジネスも広がらない。エコカーを普及させるためには、技術開発と使いやすさ、我々のライフスタイル(使おうという意識)をトータルでデザインする必要がある。そこで、2つの事例を紹介したい。

_実際にエコカーに乗っている人のライフスタイル
約20年前に日置市に移住した大寺さん。地域の人と共に暮らし、移住者の支援などもしている。東日本大震災を機にエネルギーについても考えるようになったそうで、ご自身も電気自動車を所有している。ご自宅のアトリエの下では、電気自動車が夜間電力でも充電されていると伺った。

エコカーに乗ってみる
世界で初めて新世代電気自動車を量産化した三菱自動車を取材し、発売されたばかりの最新のPHEVに試乗した。プラグインハイブリッドはPHV、PHEVと略されるが、このメーカーはElectricの“E”を入れることにこだわる。この車のガソリンエンジンは、発電機としての性能が高く、ガソリンを使う場合も走ることで発電し、電気モータ主体で走行する。走りは非常に静かで、加速がかなりスムーズ。ハンドルも、重すぎず軽すぎず、女性でも抵抗なく運転できそうだ。また、この車はV2H(Vehicle to Home)がウリ。車体を電源として用いることで、家庭で必要な電力を供給することも可能。鹿児島で行われた野外映画イベントでは、電源として活躍したこともある。この技術は、キャンプの他、送電が失われた際の被災地支援にも有用だ。

未来に向けて
資源エネルギー庁『日本のエネルギー』(2017年度版)によれば2016年現在、日本の電力の約90%は化石燃料に依存している。電気で駆動する自動車を普及するならば、自然エネルギーの活用も含めた発電方法にシフトする必要がある。どのような自然エネルギーを用いると効率が良いかは、地域ごと異なるだろう。研究者やメーカーが技術開発を進めると同時に、それら先端技術を試す「場を提供すること」、「自ら試すこと」も、各コミュニティに求められる。「どうせならエコ」の構えでトータルなコミュニティデザインを目指したい。

<エコカー>
取 材/菅野 康太
協 力/大寺 聡(イラストレーター)、三菱自動車


2018年10月4日 発行
発  行/ 鹿児島市 環境政策課
鹿児島市山下町11-1
TEL 099-216-1296

編  集/ 株式会社ジャッド
清水隆司、馬場拓見
デザイン/ 株式会社ジャッド
イラスト/ オカタオカ
運営協力/ 株式会社KCR

Photo by 南修一郎(p04-05)、奥敬志(p02-03、p08)、磯畑弘樹(p12-13)
協  力/ 鹿児島大学広報センター、本田 豊洋(鹿児島大学 法文学部 准教授)
*この冊子の取材に係る情報は2018年発行時点のものです。